オランダに合わせガラス用中間膜の欧州研究センターを新設

   積水化学工業株式会社(社長:髙下 貞二、以下「当社」)の100%子会社で、合わせガラス用中間膜の製造・販売を行うSEKISUI S-LEC B.V.(本社所在地:オランダ ルールモント市、社長:青島 嘉男、以下「セキスイエスレックB.V.」)は6月14日、同社の中間膜原料樹脂工場のあるオランダ シッタート・ヘレーン市のBrightlands Chemelotオープンイノベーションキャンパスに、欧州研究センターを新設しました。


  合わせガラス用中間膜は、自動車および建築物で使用される合わせガラス用フィルムです。一般的な中間膜は、ガラスが割れた際の飛散・貫通防止、紫外線カットなどの機能を有していますが、当社はさらに、遮音、遮熱、加飾及び、ヘッドアップディスプレイ用など、特殊な機能を付加した高機能中間膜の開発・拡販に注力しています。その結果、現在、自動車向けを中心に世界中で使用されています。






自動車フロントガラスでのイメージ

自動車フロントガラスでのイメージ



  欧州では、自動車市場において先進的な車載製品が積極的に導入される傾向があり、自動運転分野でも技術革新が進んでいます。また、建築分野においてもよりデザイン性の高い建材へのニーズが強い地域でもあります。そこで、セキスイエスレックB.V.は、特にオープンイノベーション先進国であるオランダで、産官学との連携・融合を強化し、欧州から世界に向けて新たな高機能中間膜を開発・発信する目的で欧州研究センターを設立しました。同センターの概要は次のとおりです。


<セキスイエスレックB.V. 欧州研究センターの概要>

  ・所在地:

オランダ シッタート・ヘレーン市
Brightlands Chemelot オープンイノベーションキャンパス内(下写真:キャンパス全体)


  ・業務内容:

自動車、建築用他合わせガラス用中間膜の先進技術及び、新製品の研究・企画


セキスイエスレックB.. 欧州研究センターの概要