積水化学工業株式会社(代表取締役社長:髙下貞二、以下「当社」)は本日、当社が保有する日本ノーディッグテクノロジー株式会社(代表取締役:藤井重樹、以下「NNT」)の全株式のうち、81%をヒロセ株式会社(代表取締役:廣瀬太一、以下「ヒロセ」)に譲渡しました。
背景、譲渡理由などは下記のとおりです。
記
1.背景・株式譲渡の理由
当社は、将来的な下水道管など管路の更新需要の拡大を見込み、非開削による管路更生工法「SPR工法」を1986年に東京都下水道サービス株式会社などと共同開発しました。NNTは1994年に設立され、当社は1995年にNNT株式の25%を取得し資本参加(2000年に全株式を取得)しました。以降、NNTはSPR工法をはじめとする管路更生材料メーカーである当社直営の工事会社として、管路更生工事の設計・施工などを中心に事業展開を進め、当社とともに管路更生事業の拡大に努めてきました。
当社の管路更生製品が採用された施工実績が全国で年間100km超に至ります。老朽管路を更生する工法の普及という点において、NNTは当社直営の工事会社として一定の役割を完了したと判断するとともに、今後は、製品の開発・生産および関連技術開発に特化することによる管路更生事業の拡大を図っていくこととしました。
譲渡先のヒロセは、長らく当社と良好な取引関係を築いている企業であり、重仮設資材のリース・設計・施工など建設関連事業を展開しており、NNTが展開する事業とのシナジーが見込めることから、今般、NNTの一部株式を譲渡しました。
今後、当社はNNTの一部株式を所有し、「管路更生技術の改良・開発」および「全国の管路更生事業の施工パートナーへの技術支援」などの面でNNTとの協力関係を継続していきたいと考えています。
2.NNTの概要(2017年1月31日現在)
1)会社名 |
日本ノーディッグテクノロジー株式会社 |
2)設立 |
1994年4月8日 |
3)資本金 |
60百万円 |
4)株主 |
積水化学工業株式会社(100%) |
5)代表者 |
代表取締役 藤井 重樹 |
6)本社所在地 |
東京都千代田区一番町6 |
7)事業内容 |
土木工事の設計・施工および指導、土木工事に関する機器の設計・製作・レンタル |
8)従業員数 |
102名 (2016年12月現在) |
3.業績への影響
本件が業績に与える影響は軽微です。
以上