今年は、中期経営計画「SHINKA!-Advance 2016」の最終年度であり、2016年度営業利益1000億円の計画達成を目指す。当社にとって勝負の年である。
世界の景気や資源安、治安への不安などのリスクもあるが、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック開催や、好調な米国経済、政府の景気対策などを背景に期待できる側面もある。景気の緩やかな回復期における需要を着実に獲得すべく、当社は次のように取り組む。
1)収益力強化
営業利益率10%を目指して事業の選択と集中、徹底した経営効率化を推進。
2)協創、イノベーション
環境貢献製品を中心とする次期中期を見据えた新製品・新事業の創出。
3)フロンティア開拓
成長を続ける海外市場、国内では成長ストック、エネルギー分野などを拡大。
今後、日本国内においては、「少子高齢化・労働人口減少」「消費税10%への増税」「エネルギー政策の方向性」という課題が大きく顕在してくる。当社グループではこれらの課題に対し、ダイバーシティ経営をグループ隅々まで行き渡らせる。消費税増税の対応に備え、体制整備を徹底する。環境貢献製品でエネルギー問題に貢献するなどの取り組みを進めていく。
さらに来年2017年は、当社創立70周年、そして次期中期経営計画スタートの年。そこへ向けて、グループ従業員の力を結集し、挑戦的な新次元の成長ビジョンを描く年にしたい。
以上